「船が沈みかけていた」現場で、何が起きていたのか
大阪府富田林市に本社を構える昭和製線株式会社は、ジャンパー線や鉛フリーはんだメッキ銅線など、電子部品・電線の“中身”をつくる専門メーカーです。創業は昭和31年。長年培ってきた同線事業を強みにしてきましたが、数年前、状況は一変しました。
顧客からのクレームが増え、手直しや選別作業に現場は追われ、利益は目に見えて圧迫される。代表の廣瀬康輔氏が「船が沈みかけていた」と振り返るほど、会社全体が疲弊していました。
当時よくあったのが、「メッキ表面に微細な汚れ」「通電不良のリスクがあるレベルのムラ」といった、一見すると“わかりにくい”不良です。計測器の数値上は基...









