経営危機を救ったのは、現場の「原因追究力」だった
大阪府富田林市に本社を置く昭和製線株式会社は、基板用ジャンパー線や鉛フリーはんだメッキ銅線など、電子部品・電線用導体の専門メーカーです。かつては出荷量の減少、利益の悪化に加え、品質クレームが増加し、経営面でも「船が沈みかけていた」時期がありました。
打ち手として同社がまず徹底したのは、「なぜ不良が起きるのか」をとことん掘ることです。例えば、銅線表面へのスズやはんだのコーティング前に行う洗浄工程。ここでわずかな汚れが残ると、メッキの乗りムラやピンホール不良の原因になります。そこで、洗浄液の濃度管理、ノズルの角度や圧力、乾燥条件、ロットごとの記録方法ま...









