はじめに―伝統と変革が織りなす、昭和製線100年の軌跡
製造業における「老舗」という言葉は、伝統や安定の象徴でありながら、時代の変化にさらされ続ける覚悟でもあります。大阪府富田林市に本社を構える昭和製線株式会社は、まさにその体現者。1920年の創業以来、家族経営の中で技術と信念を受け継ぎ、激動の市場環境の中で生き抜いてきました。この記事では、昭和製線が実際に直面した危機、品質への徹底的なこだわり、そして新規事業や海外展開に挑む実例をもとに、ニッチなものづくり業界で活路を切り拓くための実践的なヒントをお伝えします。
苦境を乗り越えた品質改革―根本原因へ真摯に向き合う
2004年、現社長の廣瀬康輔氏が入...









