1. おでん屋台から町工場の三代目へ──清水隆裕の“寄り道キャリア”ができるまで
清水は、いきなり家業に入ったわけではありません。最初の仕事はなんと「おでん屋台」。接客を通じて、相手の表情を読むことや、常連さんとの距離感を体で覚えました。その後は飲食店向け求人広告の営業、さらにパン屋での勤務と、まったく畑の違う世界を経験します。どの仕事にも共通していたのは、「人の喜ぶ顔がダイレクトに見える現場」だったこと。数字よりも、目の前の相手にどう価値を届けるかを考えるスタイルは、このころに形成されたと言います。結果としてこの“寄り道”が、のちにフコク産業を引き継ぎ、社員やお客様に向き合ううえでの土台になっ...









