はじめに―「職人の時代」はどう変化するのか
かつて「職人」と言えば、匠の技を一人で極める孤高の存在。それはモノづくりの価値観が個の力に依存していた昭和〜平成初期の名残です。しかし令和の今、伝統産業やリペア業界でも“組織力”を土台にした新しい職人のキャリア像が注目されています。本記事では、ブランド品のリペアを手掛ける株式会社レザーアート(大阪府八尾市)の事例を中心に、職人集団の組織モデルやキャリア構築について掘り下げます。
レザーアートの進化―ワンマン経営から「チームの力」へ
レザーアートは1961年の創業以来、世界中のブランドバッグや靴、ジュエリーの修理・復元を行う業界屈指のリペア専門企業です。初代...









