レザーアートの職人は「まず何を見ているか」
ブランド品リペアの現場で、最初に行うのは「作業」ではなく「観察」です。ダメージの種類・範囲だけでなく、素材、構造、過去の修理歴、使用環境までを読み取ります。プラモデルやDIYで「分解前に全体を眺める」感覚に近いかもしれません。
レザーアートでは、この観察をもとに(1) ダメージ観察のポイント(2) 構造の仮説立て(3) 最適な工法の選択(4) 納期と品質のバランス調整という4ステップで修理方針を決めていきます。
ケース1:ブランドバッグの角スレ
(1) ダメージ観察のポイント
角の革が擦れて色が抜け、芯材がうっすら見えている状態を想定します。職人は次のように見...









