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不誠実が蔓延る業界の因習をぶっ壊し、クリーンなトレーディングカードの世界を創る
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不誠実が蔓延る業界の因習をぶっ壊し、クリーンなトレーディングカードの世界を創る

2025.10.07
株式会社Be Clear





株式会社Be Clear / 代表取締役 林 敏信 氏



一般社団法人日本玩具協会が発表したデータ(※1)によると、国内の玩具市場規模が2023年に初めて1兆円を突破した。2024年度は1兆992億円と、さらにその数字を伸ばしている。その原動力となっているのは、カードゲーム・トレーディングカード(以下、トレカ)だ。今やその市場規模は3000億円にまで達している。2010年代は1000億円前後だったが、2020年代に入って急上昇しているのである(※2)。

※1 https://www.toys.or.jp/toukei_siryou_data.html
※2 https://solution.toppan.co.jp/creative/contents/tradingcards_column02.html

株式会社Be Clearは、そのトレカの販売を行う企業だ。代表取締役の林敏信氏によると、短期間に急成長したゆえ、業界内の秩序が確立されておらず、客に対して不正な販売を行う事業者も存在するという。

不誠実が蔓延る業界の因習をぶっ壊し、クリーンなトレーディングカードの世界を創る

どのような業界でも取引は透明性を保って行い、お客様には誠実に対応する。それが当たり前です。ですが、今のトレカ業界はそれを前面に出すと、逆に際立って見える異常な状態にあります。一例ですが、各店舗は独自にオリパ(オリジナルパック)という商品を作って販売しています。これは中が見えない形でトレカがランダムに入っていて、運が良ければ希少性の高いカードが当たるというものです。ところが実際には、何パック買ってもいわゆる“当たり”が入っていない、明確に景品表示法に違反した販売を行っている業者が一部に存在するのも実情です


そんな業界を、透明性の高いものにするべく立ち上げたのがBe Clear社だ。

不誠実が蔓延る業界の因習をぶっ壊し、クリーンなトレーディングカードの世界を創る

高額な値段が付いた希少性の高いカードを狙った犯罪が発生したり、あるいは資金洗浄に使われたり。トレカは世間から負の印象、暗い印象を払拭できない現実があります。トレカ業界にいる人はそれに気づいているがゆえに、胸を張ってこの業界で働いていると言いにくい側面があるんです。その課題を強く感じていまして、世間からの負の印象や不透明が蔓延る業界を透明なものにする。そのための組織であろうと、会社を進めています


林氏によると、今のトレカブームの源流にあるのは1996年にポケモンカードが発売開始されたことだ。当時カードゲームで遊んでいた子どもたちが大人になって戻ってきて、2020年代にブームが勃興。かつての子どもたちは、社会人になって自由に使える金額が増えた。現在はカードゲームをプレーするためではなく、希少性の高いカードを収集するコレクターとして市場を牽引している。

掲げるビジョンは3つ まずは「不透明をぶっ壊す」



Be Clear社が掲げるビジョンは、「不透明をぶっ壊す」「トレカ業界の再構築」「トレカ業界の社会的地位向上」の3つだ。単なる物販ビジネスではなく、人間性との両立で業界そのものの価値を引き上げ、業界で働く人が誇りを持てる社会を実現したいという意思が、これらの言葉に含まれている。つまり目指すのは、トレカ業界で誠実にビジネスを行うロールモデル(※3)になること。そうして「不透明をぶっ壊す」のだ。

※3 ロールモデルとは、自分の考え方や行動の手本・模範となる人物のこと。英語の「Role(役割)」と「Model(規範・見本)」が組み合わさった言葉で、目標にしたい人物や、理想の姿を描くための指針となっている。


その思いは、すごくあります。今のトレカ業界は、正直にやっている会社や店舗が割に合わないような現状なんです。市場にいるユーザーの方たちも、警戒心がすごく強い。少し前の私たちも『どうせここのオリパも、当たりが入っていないんだろう』といった印象を、真っ先に持たれていたと思います。そんな状態が、健全なわけはありません。それを変えていくためには、ビジネスを真面目にやって会社を成功させる。そうやって成功したという歴史を作れば、真似する企業さんもたくさん現れてくると思うんです。だからこそ、真面目にやるのが正解であることをトレカ業界に確立させたいんです

不誠実が蔓延る業界の因習をぶっ壊し、クリーンなトレーディングカードの世界を創る

いくら自分たちがクリーンだと主張しても、それをユーザーに理解してもらうのは簡単なことではない。トレカ業界に透明性をもたらさんとする同社は、あくまでも地に足を付けた実直な方法でそれを伝えている。

まずは、私たちが自らでTikTokやYouTubeなどのSNSを通じて、外部に発信し続けることが何よりも重要だと考えています。その際は、代表である私自身が顔を出して行う。なぜそれができるかというと、後ろめたいことがないからです。堂々と、胸を張って言えることばかりですから。胸を張って事業をやっていることを外部に向けて、そして従業員に対しても発信しています。そうすること自体に価値があり、透明性の高さのアピールにつながる。それを大事にして、やっています


苦い実体験を元に業界を「再構築」し、枠を超えた人材を募って「地位向上」を図る



2つ目のビジョンである「トレカ業界の再構築」は、苦い実体験が元になっている。1年半ほど前に、買い取りで200万円近くの損失を出してしまった。商品は未開封を装って持ち込まれたが、実際は希少性の高いカードがすべて抜き取られていたのだ。

その商品を持ち込んだであろう人物に、目星は付いていました。おそらく、この人だろうなと。そういう人物は業界全体のブラックリストに載せるべきですが、現状のトレカ業界は横のつながりが希薄で、情報の共有ができていません。私たちを含め、個々の事業者が自分たちのところだけで抱えている状況です。本来はその情報を吸い上げる機関がどこかにあって、共有するのがあるべき姿だとずっと思っているのですが、現実はそうなっていません。事業者同士の横のつながりが薄いのも、現状の問題点だと思います


他を差し置いて、自社だけが突出するという考えはない。目指すは、業界全体の底上げだ。それが3つ目のビジョン、「トレカ業界の社会的地位向上」に直結する。

トレカを含め、いわゆるサブカルと呼ばれる業界で働かれている方は、自信をなくした人が多いなという印象です。私の偏見になるかもしれませんが、人とコミュニケーションを図るのが苦手で、そういったことを避けてきた人たちが働いているというようなことも耳にしたことがあります。なので、そういった人たちの自信を取り戻し、私たちは素晴らしいことをしているんだと胸を張って働いてもらえる世界にしたいです。誰かがそんな声を率先して上げれば、自信を取り戻してついてきてくれると思うんです。私たちがそのきっかけになりたいと思って、行動しています


不誠実が蔓延る業界の因習をぶっ壊し、クリーンなトレーディングカードの世界を創る

自信をなくした者たちへの林氏のアプローチは、彼ら、彼女たちを否定せず、ひたすらに信じて待つことだ。

あきらめずに、信じる。それだけですね。あなたたちは、できる。業界全体を変革させられる、主人公になれる存在であると。ただただ、それを信じ続けています

これからともに働く仲間に期待するのは、枠を超えた発想を持っていたり、実際に行動に移したことがある人物だという。

自分の力を信じられる人、それによって行動にまで移せたことがある人は、すごく魅力的に見えます。この業界は絶対に、変化が必要なんです。過去の歴史に疑問を抱かず、それを継続し続けていては変化につながりません。人が思いつかないようなことを実践した人は、業界を変革させる存在になり得ます。トレカ業界も弊社も、まだまだこれから。ここで過去の常識にとらわれていたら、成長が止まってしまいます。だからこそ、過去の常識からかけ離れた、ぶっ飛んだ発想の持ち主を求めています


不誠実が蔓延る業界の因習をぶっ壊し、クリーンなトレーディングカードの世界を創る

林氏は1988年生まれで今年37歳と若く、社の歴史も浅い。だが、変革は若い力にしか起こせない。不誠実な輩が得をして、誠実な者が泣きを見る。そんな世界が健全であるはずはない。成長と改善の余地が多く残されているトレカ業界という大地を、若き社長が真実一路でどう切り拓いていくか注目したい。

株式会社Be Clear
本社:大阪市浪速区難波中2丁目6番1号 壽ビル4階
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