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元サッカー選手が挑む<本質的な健康>。鍼灸整骨院が仕掛ける「ヘルスケアカンパニー」とは
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元サッカー選手が挑む<本質的な健康>。鍼灸整骨院が仕掛ける「ヘルスケアカンパニー」とは

2025.12.08
株式会社サンライズ





株式会社サンライズ / 代表取締役 橋本大侍 氏



元サッカー選手から治療家へ転身し、整体・運動・食事を通じて“本質的な健康”を追求する橋本大侍氏。
橋本氏が経営する「サンライズ鍼灸整骨院」は大阪・兵庫・神奈川に7院展開する。
全国展開を見据え、鍼灸整骨院にとどまらず多軸で挑むそのビジョンに迫った。

元サッカー選手が挑む<本質的な健康>。鍼灸整骨院が仕掛ける「ヘルスケアカンパニー」とは


サッカー人生から転身、幼いころからの起業の夢を叶える


Jリーグ発足の影響を受けて小学5年からサッカーを始めたという橋本氏。ガンバ大阪ジュニア・ガンバ大阪ジュニアユースを経て、サッカー強豪校の北陽高校(現・関西大学北陽高校)に入学する。卒業後は奈良産業大学(現・奈良学園大学)に進学。キャプテンに抜擢され、関西選抜候補にも選ばれたという。

卒業後はFC大阪でプレーを続けたが、膝のケガにより25歳で引退を決意。起業は子どものころから興味があった。

セカンドキャリアで何をしようか考えた時、父が整体師ということもあり、柔道整復師の道を目指すことにしました。


服が好きという橋本氏はアパレル業界も検討したという。しかし少子高齢化が進む日本の将来を考えたときこれからは健康に関する産業がもっと必要とされると思い至ったと明かす。
父のもとで働きながら専門学校に通い、柔道整復師の資格を取得。大手整骨院グループの院長などを経験し、2015年、32歳で開業する。

元サッカー選手が挑む<本質的な健康>。鍼灸整骨院が仕掛ける「ヘルスケアカンパニー」とは


社員とのズレと向き合い、組織づくりを学び直す


しかし念願の独立を果たすも、売上や来院者数は想定の半分という厳しい現実が待っていた。

言うまでもなく営業にはランニングコストがかかります。売上が上がらないのに経費が出ていくことに焦りをおぼえ、つい社員に当たってしまうこともありました。自分は全力なのに、社員が眠そうな顔をしているとついイライラしてしまって…。自覚はなかったのですが、無意識のうちに社員を責めていたんですね。


社員との熱量のギャップに苦しんだという橋本氏。離れていく社員も少なくなく、このままでは会社はダメになると考えた。
そんな苦しい時期に橋本さんが取り組んだのは“自分を変える”ことだったという。

この時期、橋本氏は心理学や人間関係構築技術を学び、自分自身もコーチングも受けたという。
学んだことは経営にも反映する。社員の育成指導は技術面だけでなく、選択理論心理学(※1)をベースにメンタル面も重視したという。橋本氏はアスリート時代の経験を振り返り、「心が整えば、パフォーマンスは必ず上がる」と力を込める。

(※1)選択理論心理学:ウイリアム・グラッサー博士が提唱した心理学で、人間のすべての行動は個人の内側からの選択の結果であり、他人の行動をコントロールすることはできないという考えに基づく。


一時は心が離れていたスタッフとも、再び信頼関係を築くことができた。低迷していた業績も、一人ひとりの患者さんに丁寧に向き合うことで次第に軌道に載っていった。

店舗展開も順調に進んでいた矢先、コロナ禍が日本を襲う。
業界全体に降りかかった苦境だったが、橋本氏は赤字でも社員の給与を100%保証したという。

当院には地方出身のスタッフもいます。先行きの見えない状況は、スタッフだけでなく親御さんも不安を抱いてしまいます。遠くで見守る親御さんも安心してもらえるようにと、社員の実家にも電話して状況をお伝えしました。


人を大切にする姿勢が組織の信頼を生み出し、窮地を乗り越えることができた。

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治療から“健康の土台づくり”へ。整体事業の全国展開を構想


橋本氏が掲げるのは「ヘルスケアカンパニー」として全国展開するというビジョンである。
単なる治療ではなく、運動・食事・睡眠までを含めた“本質的な健康”を支える企業としての展開だ。

体の痛みは過去からの結果であり、生活習慣が原因です。対症療法的に施術をしたら、一時的に痛みはとれますが、運動や食事の習慣を変えないと不調は必ずぶり返します。だから姿勢を整え、筋肉を鍛え、食べるものを変える必要があるんです。


自分たちがその土台づくりを支える存在でありたいーーそう語る橋本氏。

今後は従来の保険診療をメインとした整骨鍼灸院だけでなく、自費診療の整体院の全国展開も目指す。
その足がかりとして2022年には東京のベッドタウン神奈川県の武蔵小杉に進出した。

JR武蔵小杉駅周辺はタワーマンションが立ち並び、健康意識が高いファミリーが多いエリア。ここから関東に展開したいと考えています。


さらに淡路島では、カフェバーを併設した健康複合施設の建設を構想中だという。

芝生の上でピラティス(体幹を中心にインナーマッスルをバランスよく鍛えるエクササイズメソッド)を行い、五感を開放するリトリート(※2)空間。
淡路島の地元の食材を使ったレストランと、整体院を併せたような施設をイメージしています。海の見える場所で健康にいい食事ができて、自然の中で心身を整えられるような施設。以前から興味があったアパレルもそこで販売できたらと夢が膨らみます。

(※2)リトリート:仕事や日常生活から一時的に離れ、疲れた心・体を癒す旅のスタイル。

アスリート支援から物販まで。多軸で挑む“健康の未来”


現在は豊中の本院を中心に7院を展開する同社。
今後の事業展開において、人材採用・育成は喫緊の課題である。
人材不足が叫ばれる整骨鍼灸業界において、橋本氏は資格にこだわらず、意欲ある人材の採用にも積極的だ。

理学療法士や民間資格の整体師、ピラティストレーナーなど、鍼灸整骨院の周辺業界では資格に関係なく意欲の高い人は少なくありません。自費診療の整体院はそういう人たちの受け皿にもなる。当社では力のある人が活躍できる場を提供したいと考えています。


橋本氏はこれまでの経験をいかし、現役スポーツ選手のトレーナーや大学のスポーツクラブのサポートも手がけている。加えて同社では、競技のパフォーマンス向上だけでなく、アスリートの“デュアルキャリア”(※3)支援として現役競技者を社員としても雇用する。
アスリートが競技と仕事の両立を図る取り組みも進行中なのだ。

(※3)デュアルキャリア:人生や生涯のひとつの軸を「キャリア」と捉え、そこにアスリートとしての「キャリア」というもうひとつの軸を加えた「二重性」を示す概念。

元サッカー選手が挑む<本質的な健康>。鍼灸整骨院が仕掛ける「ヘルスケアカンパニー」とは

トップアスリートは目的に対するモチベーションが段違いに強い。アスリートを支援することで社員に刺激を与え、社会に対してスポーツがもたらす価値をもっと伝えていきたい。

と意欲的だ。今後は整体に関連する骨盤ベルトや健康サポート商品など、物販の展開を視野に入れていくという。


「自分たちが何のために存在するのか」
── その問いに明確な答えを持ち、社会への価値提供に取り組む橋本氏。

治療も、運動も、食事も。全部を一つの流れにまとめて、ヘルスケア産業として健康の本質に迫りたい。


点と点だった経験がつながり、面へと広がる今、“本当にやりたかったこと”に向けて、橋本氏の挑戦はさらに加速していく。

人を育てるには、自分が満たされていないといけない。人生で必要なことを学び続け、心を豊かに育んでいく。自分の中から喜びや安心が溢れて、周りに広がるようなあり方が理想です。


元サッカー選手が挑む<本質的な健康>。鍼灸整骨院が仕掛ける「ヘルスケアカンパニー」とは




株式会社サンライズ
本社:大阪府大阪市淀川区西中島6-9-20新大阪GHビル802
オフィシャルサイト:https://sunrise-seikotsuin.com/