Vision Match Osaka
大阪は粉もんだけじゃありません。 大阪産(おおさかもん)で真の大阪の魅力を発信
大阪市西区飲食・フード

大阪は粉もんだけじゃありません。 大阪産(おおさかもん)で真の大阪の魅力を発信

2021.06.18
大阪産(もん)料理空(そら)

大阪産(もん)料理空(そら) / 代表取締役社長 今井 豊 氏



大阪の食と言えば、まず思いつくのはお好み焼き・たこ焼き・串カツではないでしょうか。しかし、今井豊氏が代表を務める『大阪産(もん)料理空(そら)』はこの風潮に異議を唱えます。「大阪は粉もんだけとちゃう!」をキャッチフレーズに、大阪産の肉や魚、野菜や酒を主役にした「大阪産料理 空(そら)」グループを展開。素材の持ち味を活かした多彩な料理で、「大阪産のおいしい」を発信しています。取引先を一から開拓した大阪産(もん)への想いや、コロナ禍を乗り切るアイデアなど、前向きな気分になれるお話を大阪・北堀江の事務所で伺いました。
大阪は粉もんだけじゃありません。 大阪産(おおさかもん)で真の大阪の魅力を発信

コロナ禍にあっても
今できることを考え実行


地下鉄四ツ橋駅からすぐのビルにある『大阪産(もん)料理空(そら)』に今井豊氏を訪ねたのは、大阪府で3回目の緊急事態宣言下の真っただ中。酒類やカラオケを提供する飲食店には休業要請、提供しない飲食店にも20時までの時短営業要請が出されていました。こちらは、「大阪産(もん)料理 空」をはじめとする直営店7店舗を運営しています。治まる気配がないコロナ禍の中、今井氏はさぞや難しい舵取りをしているだろうと思いきや、迎えてくれたのはにこやかな笑顔でした。
「通常営業ができないことは確かに痛いですが、休業はお客様が離れてしまう可能性があるから絶対できない。生産者の方々の仕入流通も止めたくない。それなら『今できることをやろう』ということで、夜も定食が食べてもらえるようにしたり、大阪産の新鮮な野菜でスムージーを作ってみたり。『定食屋にしよう』、『カフェやろう』とスタッフからどんどんアイデアが出てくるので、『よし!全部やってみよう!』という感じでなんす(笑)」

大阪は粉もんだけじゃありません。 大阪産(おおさかもん)で真の大阪の魅力を発信

何かと制約の多い中にあっても「できない」と諦めてしまうのではなく、アイデアを絞って「できる」ことを考え出す。これが今井氏のモットーであり、スタッフに求める資質だそう。くしくもコロナ禍という非常事態が同社の人材力の高さを証明しているようです。

食材もお酒も大阪産。
大阪の美味をアピール



 「居酒屋 空」グループのこだわりは、何といっても大阪産(もん)を提供することにあります。大阪府下で収穫されたみずみずしい野菜に、大阪府下の港に水揚げされた新鮮な魚介、肉は泉州のブランド豚「犬鳴豚」に大阪産ブランドの黒毛和牛「なにわ黒牛」、日本酒もビールもワインも、もちろん大阪産です。
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「大阪の食といえばお好み焼きやたこ焼きといった“粉もん”が挙げられますが、それらは料理のジャンルであって、材料は大阪産じゃなくていいわけです。大阪には美味しい素材がたくさんあります。それらを生産者の方々の想いも合わせてたくさんの人に知ってもらいたいんです」

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 野菜の仕入れ内容は生産者任せ。特にこれがほしいと注文することはなく、生産者が出荷したい品を箱詰めにして届けてくれるそう。肉も飲食店がほしがる部位はほとんど同じだから、それ以外の部位を手頃な価格で仕入れる。魚介はもちろん天候次第。そんな具合だから店に定番メニューはなく、お品書きはその日の仕入れ具合で決まります。空グループの料理人は応用力や発想力・瞬発力がないと務まらないかもしれませんね。
 
「生産者は商品のロスがなくなり、こちらは食材のコストを抑えられる。うちは素材に合った料理を考えるので、料理人は大変だと思いますよ(笑)」


前職は銀行員。
脱サラして夢を叶える


 今井氏が起業したのは16年前の40歳の頃。前職は銀行員でした。
 「まずは色々と学ぶべきと考え、銀行に就職しました」

 銀行員としても将来を期待されながら、居酒屋の主へ転職。理由はとてもシンプルで、居酒屋をするのが子どもの頃からの夢だったから。約20年間の銀行勤めは、夢を叶えるための準備期間だったと言います。
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「銀行員って、若くても会社のオーナーさんと会うことができますよね。そういう方たちの話を聞くことができたのは、起業するうえでとても参考になりました」

 転職後の2年間は怒涛の開店ラッシュ。記念すべき1号店は、縁あって知り合いになった沖縄料理店オーナーの引き合いで沖縄料理店に(現在「馳走屋 楽」)。その3か月後には「炉端焼 空 猪名寺本店」、続いて貸し居酒屋業となる「船場女将小路」を手掛け、同区画内に駐在店として沖縄料理「ゆいまーる」をオープンさせます。
 「やりたかったことを一気に実現させたといった感じです。生産者もぶわーっと回りました」


地元の生産者を突撃訪問。
取引先を一から開拓する



 今井氏の突撃訪問に初めのうちは「なんや、コイツ」と訝しがっていた生産者も、彼の熱意に触れるにつれて取引を始めるようになります。そんな中、今井氏が思いついたのが「大阪産(もん)料理」という単語。真面目に一生懸命作られた大阪産の食材や酒を自身の店で提供することによって、大阪の素晴らしさを広めたいと考えたのです。
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 「ちょうど学校の先輩が大阪府の環境農林水産部という部署にいて。ここの御旗を借りて生産者を口説いて回ろうと思っていたんですが、この部署も立ち上がったばかりであまり効き目がなくて(笑)、結局ほとんど一から自分で開拓をしました」

 今井氏の努力が実を結び、今では出店依頼が来るほどに。コロナ禍の昨年2月に南海電鉄泉佐野駅構内にオープンした「大阪産料理 空 泉佐野駅構内店」は、電鉄会社からの声掛けから誕生した店。地元泉州の旬の食材を使った料理と地酒が味わえるうえ、農家から直送される野菜の販売も行っています。泉州産の食材で、地元PRにしっかり貢献しているわけです。

今後の目標は2025年の大阪・関西万博。
大阪産ブースの実現を目指す



 今井氏に今後やってみたいことを聞いてみると、
「当面の目標としては、2025年の大阪・関西万博で大阪産(もん)を使った飲食店のブースを出すことです」

という答えが返ってきました。日本はもちろん世界中から来場者が見込まれる大イベントなだけに、大阪産のアピールにはもってこいの機会です。
大阪産に精通している今井氏だからこそ大阪・関西万博の大阪産ブースもぜひ実現してほしいものです。
 さらに、「『空 泉佐野駅構内店』のような店をどんどん増やして、大阪産で町おこしをしていきたい」とも。
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 「飲食店があったらコミュニティが生まれると思うんです。大阪産と人、人と人の出会いが生まれる拠点を作っていきたいですね」

 大阪産への熱い想いは、店以外にラジオやネット動画の番組で紹介している今井氏。これからも大阪産を広めることで、大阪の奥深い魅力を世界にどんどんアピールしてほしいものです。

大阪産(もん)料理空(そら)
本社:大阪市西区北堀江1丁目1番27号イマイビル9階
オフィシャルサイト:http://t-k-kikaku.co.jp/sora/index.html

YouTube 空ちゃんチャンネル:http://t-k-kikaku.co.jp/sora/index.html